スタッフ研修R5年4月「自律神経の整え方」

R5年4月は自律神経の整え方について学びました。

自律神経とは私たちの体にある神経系の一部で、意志とは無関係にはたらき、体内をベストな状態に保ち続ける神経の総称です。

自律神経は、「交感神経」と「副交感神経」の2種類から成り、互いにバランスを取りながら体の状態を整えています。

 

               相 反

 交感神経        ←-----→    副交感神経

緊張時、興奮時にはたらく           リラックス時にはたらく

 

     上昇 ←----  心拍数  ----→ 低下

     収縮 ←----  血 管  ----→ 拡張

     上昇 ←----  血 圧  ----→ 低下

     抑制 ←---- 胃腸の動き ----→ 活発

     緊張 ←----  筋 肉  ----→ 弛緩

     促進 ←----  発 汗  ----→ 抑制

 

なんらかの原因でバランスが崩れて不快な症状が現れることがあります。

バランスが崩れていないかチェックし、乱れている人は改善するよう心がけましょう。

 

バランスチェック

□朝起きるのがつらい

□眠れない、寝ても疲れがとれない

□つねに疲労感やだるさがある

□慢性的な肩こりや首のこりがある

□頭痛やめまいが起こる

□胃の痛み、胃もたれ、吐き気、食欲増減、下痢、便秘などがある

□のどの詰まりを感じる、のどに違和感がある

□動機や息苦しさ、不安感がある

□イライラ、モヤモヤして気分が落ち着かない

□パソコンやスマートフォンを長時間にわたって使用している

□運動をあまりしない

□天候の影響で調子が悪くなる

 

チェックの数

0~4個 … 良好です

         ストレスをためず、規則的な生活を続けましょう

5~8個 … 不安定になっています

       生活習慣を振り返り、心身ともにいたわりましょう

9~12個 … 乱れています

      頑張りすぎず、ゆったりとした気持ちで自律神経を整えましょう  

 

《自律神経を整える心と身体のセルフケア》

・ストレス解消を心掛ける

散歩や体操などの適度な運動、趣味を楽しむ時間を持つ。ゆっくり入浴する。 

気分転換に外出したり、おいしいものを食べたりするのも良いでしょう。

 

・デジタル機器とは適度な距離を保つ

スマートフォンやタブレットなどはどこにいても使える便利なデジタル機器ですが弊害もあります。

猫背になって画面をのぞき込んでいれば姿勢が悪くなり、肩や首がこってしまいます。正しい姿勢を意識しながら使うことが大切です。

枕元に置いて眠っているときに通知がくると目が覚めて眠れなくなることもあります。質の良い睡眠をとりましょう。

 

・腸内環境を整える

便秘や下痢といった腸の不調が続いていると、脳を通じて自律神経にも影響が出てきます。

ヨーグルトやサプリメントを摂取するなどして善玉菌を増やし腸内環境を整えることは、脳の状態の安定、さらには自律神経の安定にもつながります。

バランスの良い食事を心がけましょう。

 

(研修まとめ)

現代社会はストレスが絶えずかかるため、自律神経が乱れることが多いと思います。気づかないうちにうつ病になっていることもあります。

自律神経を整えるセルフケアとは、規則正しい生活、質の良い睡眠、バランスの良い食事、適度な運動、ストレス解消法があるかということ。

気持ちが落ち込むと姿勢も前かがみになるので、常に前向きなポジティブ思考でいきたいと思っています。

ただ、今はスマホ依存症のように触って見ているせいで良い睡眠がとれていないことを自覚しています。

何か自分なりのストレス解消法で自律神経の安定を図って元気に過ごしたいと思います。