スタッフ研修R4年11月「転ばない足腰を育てよう!」

R4年11月は転ばない足腰を育てるためのロコモ対策ストレッチを学びました。

 

ロコモとは、ロコモティブシンドローム(運動器症候群)の略称で、移動するための能力が不足したり、衰えたりした状態を指します。

何もないところでつまずいたり、よろけたりするようになったら、バランス力に赤信号が点灯し始めているのかもしれません。

足の衰えを防ぎ颯爽と美しく歩くためにロコモ対策ストレッチを始めましょう。

 

足腰が衰えよろめきやすくなる原因は、下半身だけでなく上半身の重心がぶれることも関係しています。

歩いた時に重心が前後左右にぶれるとひざ関節に負担がかかり、ひざ痛を招いたり、ちょっとした衝撃で転倒しやすくなります。

 

  体の重心をチェック

鏡の前で左右のかかととつま先を合わせてまっすぐ立ち、腰に手を当て片脚を上げる。

その際、肩と腰のラインが斜めになったり、脚が曲がっていたら、体の重心がぶれ、バランス機能が落ちている証拠です。

 

  体の重心を整える全身のストレッチ

脚をそろえて立ち、両腕を真上に上げて手のひらを合わせる。

腕は耳よりも後ろに。

頭は天井から脚は地面から引っ張られるようなイメージで上下に伸ばす。

そのまま5秒以上できる範囲でキープ。

 

  ひざを伸ばす力を育てる太もものストレッチ

両脚を伸ばして床に座り手を横につき、片側のひざの下にタオルを入れる。

太ももに力を入れてひざを伸ばしながらかかとを上げ、5秒キープしたらゆるめる。

片脚ずつ左右5~10回行う。

 

歩くのが遅くなったらロコモの始まり

下記に当てはまる数が多いほど脚の老化が進んでいる可能性あり

・歩くのが遅くなった

・動くのがおっくうになってきた

・家で座っている時間が長い

・体が重く感じる

・つまずきやすくなった

 

ロコモが進行すると、だんだん立つ・歩くなどの日常動作がうまくできなくなり、転倒・骨折の危険度が増加します。

ロコモ対策ストレッチなどちょこまか運動を心がけましょう。

 

(研修まとめ)

ロコモティブシンドロームは2007年に日本整形外科学会により提唱され、数年前からテレビでも取り上げられるようになりました。歩く、足を上げる、足を前に出す。以前は考えなくても動いた足もあるときから、つまずきやすくなったり、歩幅がせまくなりました。そうすると、歩くことがおっくうになったり、人に頼ります。

しかし、ストレッチを続けることで、昔のようには戻りませんが、足が軽くなり、歩くことがおっくうにならず楽しくなります。

面倒でもストレッチを続けることは必要だと感じました。