スタッフ研修R4年10月「みんなで感染予防 マスクの着用」

R4年10月はマスク着用における感染予防について学びました。

 

新型コロナウイルス感染症の流行を受け、マスクの着用が日常となりました。

しかし、マスクによる感染症の予防効果は素材によって異なり、また誤った使い方をすると、かえって感染拡大の原因になりかねません。

マスクの効果と脱着時の注意点を見てみましょう。

 

マスクをすることで得られるメリット

市販の不織布マスクや布マスクでは、ウイルスや飛沫による感染を完全に予防することはできません。しかし、マスクには「ウイルスから身を守る」こと以外のさまざまな効果があります。

 

  まわりの人を感染から守る

新型コロナウイルス感染症は飛沫やウイルスの付着したものに接触することで感染が広がるとされている。

マスクをしていれば、くしゃみや咳をした際に飛沫が飛びにくくなるため、感染経路を遮断することができる。

また、感染していても無症状の人もいるので、自らが感染源にならないためにもマスクの着用が有効。

 

  鼻や口に触れる回数が減る

ウイルスは目に見えないので気付かないうちに手指に付着していることがある。

それを気付かないまま鼻や口に触れると粘膜からウイルスが侵入して感染してしまうことがある。

マスクを装着することで、鼻や口に触れる回数を減らすことができる。

子どもは注意しても鼻に指を入れたり口を触ったりするので、子どもにマスクをさせることはとても大切である。

 

  保湿効果が期待できる

マスクの使用で唇や鼻粘膜、喉の乾燥を防ぐことができる。

唇が荒れていると、傷の部分からウイルスの侵入のおそれがある。

(気管・気管支)の乾燥を防ぐと気道内の細胞の働きがよくなり、侵入してきた異物を排出しやすくなる。

 

マスクを使用する際の注意点

 マスクの効果を最大限に引き出すためにはコツが必要。

 誤った使い方をすると、かえって感染拡大の原因となるので注意する。

 

  顔にフィットするマスクを選ぶ

マスクと顔の間にすき間があると十分な効果が得られない。

また、マスクのずれを何度も直しているとマスク表面についたウイルスなどが手につくリスクが高まる。

 

  一度使用したマスクは再利用しない

使用済マスクにはウイルスなどが付着している可能性がある。

可能であれば複数枚マスクを用意し、昼食時などに外したら新しいマスクと交換する。

 

  外すときはマスク表面に触らない

マスクを外すときは、ゴムの部分をもって外し、汚れが付着しているマスク表面には触らないようにする。

マスクを外した後だけでなく、外す前にも手を洗うようにする。

手が汚れていると、マスクを外すときに顔にウイルスがつく可能性がある。

 

  マスクをしていても手洗いは重要

マスクは他の人に感染症をうつさない効果はある程度期待できるが、予防効果は期待できない。マスクを過信せず、しっかり手洗いする。

 

正しいマスクの着用

  鼻と口の両方を確実に覆う

  ゴムひもを耳にかける

  すき間がないよう鼻まで覆う

 

(研修まとめ)

マスクをし出してから長くなり、屋外ではマスク不要と緩和もされたため、着用する必要性が薄れてきたところでしたが、再度自分の着用方法を見直しできました。

マスクは自分を守るための手段ではなく、咳エチケットの一環として、まわりの人を感染から守るための有効な手段だと思いました。

これからの季節、寒くなり乾燥するので十分気をつけて、手洗いとマスクを着用して、身近な人を感染から守っていきたいです。