スタッフ研修R3年10月『「沈黙の臓器」肝臓のがん』

R3年10月は肝臓がんついて学びました。

 

肝臓は「沈黙の臓器」と言われており、ダメージを受けてもなかなかSOSを出しません。そのため症状を自覚した時にはすでに病気が進み重篤な状態になっていることも少なくない臓器です。

 

原発性肝がん…肝臓内にがんが発生

転移性肝がん…他の臓器に発生したがんが転移

血液の流れが豊富な肝臓は、大腸や胃、すい臓などの消化器に発生したがんや肺がん、乳がん、卵巣がんなど日本人に多いがんからの転移を認めることが多い。

50歳を超えてからの患者数が増加し、発症する人が最も多いのが80歳前後、女性より男性に多い傾向がある。

肝がんは進行すると、全身のだるさや疲労感、腹部の針や圧迫感、食欲不振などの症状が見られる。

しかし、肝臓はダメージを受けても残りの正常な細胞が機能するため、肺がんやその原因となる肝炎などの病気があっても、初期には自覚症状が出にくく「沈黙の臓器」と呼ばれています。

生活習慣が発症の原因になることもあるので、生活習慣を改めることが大事である。

 

健康診断で肝機能の数値や肥満、血糖値が高いと指摘された場合は、医療機関を受診し、定期的に診察・検査を受けることが大切、肝がんは再発しやすく、再発を確実に予防する方法はまだ確立されていない。

肝硬変を合併している場合は、再発リスクが高いため治療後も定期的な通院・経過観察が重要となる