スタッフ研修R3年5月「コロナ おしゃべり感染なぜ」

R3年5月は、新型コロナウイルスによるおしゃべりでの感染について学びました。

 

新型コロナウイルスの流行拡大がなかなか止まらないのは、無症状の感染者が普通にしゃべるだけでウイルスを含む飛沫が飛び散ってしまうためだと考えられている。こうした飛沫はどうやって生じるのか。どう対策すればよいか。

 

・ウイルスを含んだ細かな飛沫はどうやって生じるのか

 専門家が推定したのは「シャボン玉のように泡がはじけて飛沫ができる仕組み」。

 この泡は吸い込んだ息を肺の奥に届ける「細気管支」という細い管の粘膜の表面に生じる。

管が呼吸とともに収縮したり、拡張したりする時に泡がはじけ飛沫ができる。

この飛沫は「マイクロ飛沫」と呼ばれる。

せきやくしゃみで発生する大きな飛沫が直径0.020.05ミリなどに対し、マイクロ飛沫の直径は

およそ10分の1。軽いため空気の流れに乗って空中を漂う。 

これは「エアロゾル」とも呼ばれ、世界保健機構(WHO)は新型コロナでは大きな飛沫による

「飛沫感染」に加え、エアロゾルを吸い込むことによる感染も起きると認めている。

 

・なぜ泡がはじけると飛沫ができるのか

 例として、石けん液のように泡がたちやすい液体を使い、泡がはじける様子を調べてみた。

大きさ数ミリの泡に針で突くなどの衝撃を与えて穴を開けると、液体が表面積を小さくしようとする

「表面張力」によって、カメラでも捉えられないほど高速で膜が縮む様子が観察できた。

縮んだ膜は時々ちぎれながら、丸い水滴(飛沫)となった。

この水滴が近くの泡を次々に破り、無数の飛沫が飛び散ったという。

 

 他にも、大声で話すほど小さな飛沫が増えるという報告もある。

 声を出せば気管や気管支内の空気が動いたり止まったりを繰り返す。気管支の奥では振動で水滴を

 飛ばす超音波加湿器のように飛沫がたくさん出ると考えられる。

 

・呼吸だけで感染することもあるのか

 呼吸で出るマイクロ飛沫の量は会話時に比べて10分の1程度と考えられるが、常に主要な感染経路ではなくても、換気の悪い部屋に長時間いれば呼吸だけでの感染はありえる。

 

・家での対策は

 飛沫を防ぐのに大切なことは何か。大声を出さないこと。

 大声を出すと飛沫がたくさん出やすく、遠くにも飛びやすい。

 マスク着用は飛沫対策に最も現実的な手段。

 一方マウスシールドやフェースシールドは隙間も多く飛沫が飛ぶのを防ぐという点では十分ではない。

フェースシールドを使うときはマスクも一緒に着用することが望ましい。

また、不織布マスクの方が布製、ポリエステル製よりも飛沫防止効果が高い。

加湿器などで部屋の湿度をあげておくことも有用。

湿度が高ければ飛沫が飛ぶ距離を短くすることができる。

窓を開けたり、換気扇をつけたりして家の中の空気を頻繁に換気することも大切。

 

(研修まとめ)

なかなか終息しない新型コロナウイルスで世界中が大変な状況です。

この研修で飛沫の怖さを学びました。

常にマスクをつけ、お互いに協力して感染を予防していかなければと思っています。

そして実施しています。

また、「不織布」の効果に安心しました。

 

このことに伴い、ほかにもいろいろな事に注意して早くコロナの終息を図っていきたいと考えます。