スタッフ研修H31年3月「事故発生時の対応」

H31年3月は、「事故発生時の対応」を確認しました。

①利用者本人への対応

 症状の把握

 救急処置をとる

 119救急車を呼ぶ

②家族への対応          

 責任者が家族へ連絡し状況報告する

                     ③施設側への対応

                      事故発生を上司に伝える

                      事故報告書を記入・提出する

             その後 

①関係機関(役所、警察、保険会社、顧問弁護士他)届け出

②家族への対応

事故原因を明確にする

保険会社に報告して手続する

家族との対話記録をつける

施設に責任がある場合、誠意をもって謝罪し、相手の主張を確認しながら交渉する

 

 

主な緊急事故時の対応

やけど・・・できるだけ早く冷やす。着衣の上から冷水をかけて冷やす

 

開放骨折・・・感染しないように骨折部を保護して救急医療の手配をする

 

捻挫・・・弾性包帯で固定して冷やす

 

転倒・・・高齢者が立つことができない場合、大腿骨頸部骨折が疑われる場合もあり、

     寝かせたまま医師の指示を待つ。  

     打撲部位の確認、痛み等の自覚症状や出血を観察する

 

意識を失う・・・体温、脈拍、呼吸の状態を観察する

        救急車を呼ぶ、医師に連絡する、

 

誤嚥・・・頭部を低くして廃部をたたく。

     被介護者の上腹部の前で腕を組み強く締め付ける。

     嘔吐の際は誤嚥による窒息を防ぐため顔を横に向ける。

 

喘息発作・・・気管支粘膜を膨張させるので、半座位や起座位姿勢をとる

 

狭心症・・・ニトログリセリンの服用、バイタルサインのチェック、医師への連絡、

      救急車の要請、家族への連絡

 

鼻出血・・・呼吸を確保、出血を抑えるため頭を前屈みにして座らせ、衣服をゆるめ、

      口呼吸して鼻を軽くつまむとよい

 

傷・・・傷口を清潔なガーゼで覆い速やかに医師の診察を受ける

 

容態急変時・・・意識・呼吸・脈拍の状態を観察、体温低下を防ぐため毛布で保温、安静

        本人や家族の精神的サポートを心がける

 

倒れている人に遭遇した時・・・周囲の状況が安全か否か確認 

               意識の確認

               肩をたたきながら呼びかけて、反応を確認

 

気道確保が不十分及び

呼吸の有無を判断できない場合・・・人工呼吸(2回呼吸吹き込みを行う)

 

事故が起こった時、すべてのヘルパーが落ち着いて適切な対応ができるように、

研修を行っていきたいと思います。      妹尾昭美