介護業務では、記録が一番大切です。
利用者様の状態、状況を正確に記録することで、
利用者様の情報が必要な時にその記録を見ればわかるからです。
なぜ記録が必要なのか?
1,訪問しサービスを行った証明
2,介護者(ご家族)との連絡
3,関係機関との情報共有
4,介護保険法令上、記録と保管の義務
5,国保連、都道府県、保険者による指導検査等
どのような記録がよいのか?
記録を読む様々な方に対して、
わかりやすい言葉で簡潔に訪問時の状況を書く.。
SOAPという書き方がある。
S:主観的な情報(利用者様の訴えた事柄)
O:客観的な情報(ヘルパーが観察した事柄、第三者が話した事柄)
A:アセスメント(主観的な情報と客観的な情報の分析を統合して書き込む)
P:計画(アセスメントの結果どうしたのか、対応を書き込む)
利用者様の観察ポイントとは、
1,身体観察のポイント
顔色、表情、バイタルサイン、痛みなど、睡眠、歩行状態、皮膚状態等
2,食事の観察ポイント
口の中の状態(咀嚼、義歯や歯、舌、飲み込み)食べ方、調理方法(きざみ、とろみなど)
3,排泄の観察ポイント
排泄動作、尿失禁、便失禁
4,清潔に関する観察ポイント
皮膚状態、身体の清潔、清潔行動、寝間着や寝具の清潔状態
5,日常生活や環境に関する観察ポイント
日常生活行動の自立に変化、日常生活行動を阻害する要因、
利用者様の認知や理解の程度、家族様や介護者の理解や協力、
病気や障害に対するストレス、環境条件
当事業所では、職員は年度自己目標を設定し、6月と12月に社会的スキル及び具体的な介護技術等についての自己評価を行っています。同時に提供責任者と管理者による評価も行い、利用者様に信頼して頂けるヘルパーとなるように努力しています。
妹尾 昭美